北原台の家 / kitaharadainoie

南西に敷地より2メートル低い道路と水路がある。30年前はその水路まで土地が傾斜していたが、道路をつくる際に造成され、高い土留めブロック塀が作られ地形が分断された。計画にあたり、少しでも以前の土地の記憶を取り戻すためブロック塀を取り壊し、低い構造的にもしっかりしたコンクリートの擁壁に替え、地盤を低くした。建物の内部の床にもその地形が表れている。またそうすることで内部からも水路に沿った緑を充分眺めることが出来るようになる。結果的に室内に段差を設けることになり天井の高さが変わり、落ち着きのある居場所や広々とした場所など変化に富んだ豊かな生活スペースができあがった。

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