上大岡‒c / kamiooka-c

急な勾配を持つ前面道路、両脇に私道を持つ比較的開かれた29坪の敷地にパン工房、それを営む人の住居とその人の叔母夫婦の住居の計画である。建物の使われ方、住まい手の構成など様々な点でフレキシビリティーが求められた。その解決案として二重螺旋を計画した。一つの螺旋は共用の階段と廊下、もう一つは内部のものである。その結果各々の部分は、共用階段で外部、屋上に直接通じ、内部階段によって各部分の組み替えが自由自在となった。また、各部分は、二つの螺旋をメビウスの帯のようにひっくり返す機能も持っており、様々な可能性を秘めている。

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